こんにちは、30代サラリーマンのあおはるです。
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今回は楽天証券の改悪内容についてと、対応について考えていきます。
目次
楽天証券改悪内容の影響について
楽天証券の改悪内容
今回の改悪は大きく2つ
- 楽天証券のクレカ決済が1%→0.2%へ改悪
- 楽天SPUの改悪
クレカ決済の改悪について
これは手数料の高い投資信託については、楽天カードでの積立時に1%は継続されますが、優良なファンドについては0.2%に落ちます。
上限金額は50,000円固定ですので、1%から0.2%に落ちると、毎月500ポイントもらえていた人が、100ポイントしかもらえないという感じです。
年額に直すと、6,000ポイント→1,200ポイントになります。
これが毎年変わってくるとけっこう痛いですよね。
具体的には手数料は0.4%以上の分が、高いと記載している投資信託です。
楽天レバナスなどがこれに該当します。
私が購入している、eMAXIS Slimシリーズの手数料に関しては、0.04%程度になっているので、かなり安いということがわかります。
楽天キャッシュの登場
このポイント還元を下げることに伴い、新しいサービスが登場します。

楽天キャッシュでの積立で0.5%還元になるというものです。
毎月5万円までの購入に使うことができ、楽天キャッシュに楽天カードを使ってチャージをするらしいですね。
さらにキャンペーン適用で年末まで1%還元になるようです。
それでも1%→0.5%還元になっているので、もらえるポイントが今までの半分程度になります。
楽天としては、5万円分を楽天キャッシュで、さらに5万円はクレカ決済ができますよ!
みたいな感じに見せたいのだと思うのですが、上限が上がってももらえるポイントが少なくなっているので微妙ですね。
楽天SPUの改悪について
今までは500円以上を毎月投資信託を購入し,1ポイント以上の利用をすることで、楽天SPUが1倍になっていました。
これが2つのSPUに分かれることになりました。
- 30,000円分の投資信託を購入することで0.5%
- 米国株30,000円分購入で0.5%

投資信託30,000円分は積立NISAを満額利用している人にとっては、あまり変化がないですが、SPU目的で投資をしている人にとっては、かなりの負担になりますね。
また厄介なのが、米国株を30,000円分購入というSPUです。
米国株なので、ちょうど30,000円分の購入ができないですし、買い付け手数料、為替手数料がかかってくるので、お得度は下がります。
円貨決済でポイント利用も必須になっています。
特に米国株に投資をする人は、SBI証券と、住信SBIネット銀行の連携で大幅に為替手数料を下げることができるので、基本はSBI証券での利用が最適解となっています。
また手数料無料のETFについては、この楽天SPUは対象外となっています。

よく投資界隈の中でおすすめされている、VT、VTI、VOOなどもこれに該当しますので、手数料が安い優良な投資をする人にとっては、さらにハードルが上がることになります。
米国株の手数料について
ここまで改悪内容についての、費用対効果を考える時に、米国株を購入する時のコストと、楽天SPUでもらえる0.5%分を比較することで、利用するかを決めていくと思いますので、実際に計算していきます。
極端な話コストゼロで楽天SPUが0.5%もらえるなら、みんなしますね!
どの程度のコストまでなら許容できるのかを考えましょう。
今回は高配当ETFで、私も実際に保有しているVYMで検証していきます。
VYMの株価は113ドル付近(2022年2月)で、ドル円レートが115円とすると、1株購入す流のに12,995円必要です。
よって楽天SPUの3万円を到達させるためには、3株分の購入が必要になります。
合計で38,985円が必要になります。
次に為替手数料を計算してみます。
まずは円をドルに変換する時にかかる手数料ですね。
現在は1ドルあたり25銭かかります。
VYMを3株購入するのに、339ドル必要なので、為替手数料は339ドル×0.25円=85円になります。
続いて買い付け手数料です。
まず米国株の手数料は、証券会社横並びで0.495%がかかります。
手数料は38,985円×0.495%=193円になります。
これらを合計すると、為替手数料が85円、買い付け手数料が193円の合計278円かかります。
この負担金額で楽天SPUを達成させることができる計算になります。
続いて楽天市場での損益分岐点は55,600円になります。
毎月この金額以上を楽天市場で購入する人は、コストと付与されるポイントが同じになります。
またそれ以上使う人はどうなのかの例を出しておきます。
- 10万円を楽天市場で使う人は500ポイントの付与
- 50万円を楽天市場で使う人は2500ポイントの付与
私は50万円以上使っているので、狙っていこうかなと思います。
ただあくまで投資商品なので、値下がりもあるため、手数料以上に損をすることがありますので、そちらは誤認識ください。
米国株投資をするならSBI証券の利用がベスト
次に米国株を購入するにあたっては、楽天証券ではなくSBI証券の利用が現状ベストだと思います。
一手間加えることで、為替手数料が激安になりますので、米国株をスタートしたい人は参考に!
楽天証券で25銭の手数料がかかるところ、SBI証券と住信SBIネット銀行の連携をすることで2銭まで減らすことができます。
為替手数料が7円程度まで引き下げることができます。
今回は詳しい説明は省きますが、住信SBIネット銀行での外貨積立を行い、SBI証券で外貨入金を行います。
私は毎月2万円を外貨積立をする設定をしており、手動でSBI証券に入金をしています。
また私が購入しているVYMを購入する設定は、毎月積立設定ができますので、買い付けは自動です。
買い付け手数料は同じなので、VYMを3株購入する場合は、為替手数料7円と買い付け193円の200円のコストになります。
ということで、VYM3株分では78円のコストが変わってきます。
これが100万円分の株を購入するとするおt、2,000円程度変わってきます。
米国株をスタートさせる人は、SBI証券を利用した方が良さそうです。
SBI証券と楽天証券のどちらを使うべきか?
基本的にはポイント付与の面と、手数料の面を考慮すると、SBI証券がメインになってくると思います。
ただ、楽天経済圏をメインに利用している人は、楽天証券をメイン口座にするのも良いと思います。
改悪が続いているとはいえ、まだまだお得に利用することができます。
まとめ
今回は楽天証券でのクレカ積立の改悪情報と、楽天SPU改悪の話をしていきました。
これを受けての今後の私の対応は、SBI証券で5万円のクレカ積立とVYMを1株購入、楽天証券の5万円の楽天キャッシュ積立で投資信託を購入していきます。
そして余力があれば、米国ETFを3万円分購入していきたいと思います。
この米国株の購入は、資金がなければ買い付けた後にすぐに売却して、楽天SPUを達成させるためだけの資金にするかもしれません。
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