「経済的自由」を手に入れるために、いくらの資金が必要なのでしょうか?
1000万円、5000万円、はたまた1億円?
これは人によって金額は変わってきます。
このページでは、あなたが経済的自由を手に入れるための考え方をお伝えしますので、あなたの生活スタイルや、目指している姿をイメージして読み進めてもらえればと思います。
一緒に経済的自由について考えていきましょう!
目次
経済的自由とは?
そもそも経済的自由とはなんなのでしょうか?
今回は名著である「金持ち父さん 貧乏父さん」にも書かれている、
不労所得が生活費を上回ることで、働かなくても生活できるレベル!のこととしておきます。
まだ読んだことがない方は、一度読んでみることをおすすめします。
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不労所得ってどうやって作るの?っていう方もいるかもしれませんので、今回はどの様にして不労所得を得ていくのかについて解説します。
不労所得、生活費を計算してみよう!
まず、どれだけの不労所得が必要かを知るためには、あなた自身の生活費を算出する必要があります。
極端なことを言うと、年間100万円で生活できる人もいれば、年間1000万円ないと生活できない人もいるので、あなたの生活に合った不労所得を目指す必要があります。
よって、ただ単に1億円あれば大丈夫!などと言う単純なものではないことは、前提として頭に入れておいてください。
それではまず、あなたの生活費について考えてみましょう!
生活費の算出

まず生活費の算出には、家計簿をつけている人はすぐに算出できると思います。
まず生活費については大きく分けて、「固定費」と「変動費」があります。
固定費は、住居費、保険、ローン、習い事、新聞、スマホ、ネット、月額サービス、駐車場代などがあります。
変動費は、光熱費、食費、医療費、日用品、娯楽などがあります。
まずは、この固定費、変動費がいくらかかっているかがわかれば、年間で必要な金額がわかります。
できればここに、年間で1回かかってくる、保険、車関連の費用(車検、タイヤ交換)、固定資産税、自治会費なども入れ込む様にすると、より正確な数字が出ると思いますので、しっかりここには時間をかけましょう!
ここでは、年間400万円かかるという世帯について考えていきたいと思います。
これは33歳のサラリーマンである、私の生活費がこんな感じです。(妻、子ども2人)
不労所得の算出
先ほどの様に、年間400万円かかる世帯であれば、不労所得が400万円を上回れば、働かなくても済む「経済的自由」を手に入れることができます。
よって目指す不労所得の金額は最低400万円です!
それでは次に不労所得400万円を作りだすための資金について考えていきます。
不労所得400万円を生み出すには、資金はいくら必要か?

それでは、不労所得400万円を生み出すには、資金がいくら必要なのかを考えていきたいと思います。
ここで不労所得を得る仕組みの候補としては様々な方法があります。
- 株式投資
- FX
- 不動産投資
- 会社を作る
主に上記の様な選択肢になると思います。
先ほどの「金持ち父さん、貧乏父さん」の本では、不動産投資と会社を作れ!という様な話がありますが、会社を作ってしまうと、自分が社長として働く必要も出てくるので、今回は株式投資を選択肢に絞って考えていきたいと思います。
株式投資で配当金は利回り何%を目指せるのか?
株式投資で不労所得を得るためには、株式を取得している場合に受け取れる
「配当金」
があります。
これは、全く何も働かずに所得を得ることができる、完全な不労所得です。
私もこの域を目指していますが、一体いくらの株式を保有すれば、年間400万円の配当金を得ることができるのでしょうか?
以下の図をご覧ください。
これは楽天証券で調べた、高配当株の上位から順番に並べたものです。
一番上の銘柄は俗に言う「JT」ですね。
これで配当利回りの所を見てみると、「6.26%」という驚異的な利回りが実現できます。
実際には税金が約20%引かれるので、受け取り額は5%程度になります。
また、この表で一番利回りが低い銘柄でも3%程度はありました。
ということで、株式投資をこの高配当株で揃えると、平均して4.5%程度という計算をしてみたいと思います。
またこの4.5%の利回りから20%の税金を差し引くと、3.6%になります。
ただ、今回は少し数字を綺麗にするために、今回は利回りを3.5%に設定してみます。
やっと利回りが算出できたので、次は必要資金を計算してみます。
配当利回り3.6%で年間400万円作りだす資金は?
ここまで計算できたらあとはもう簡単ですよね?
必要資金×3.5%=400万円
必要資金=400万/3.5%=400万×100/3.5=11429万円
ということで
必要資金は1億1429万円ということになります!
はい、そうなんです1億少し資金があれば、配当金だけで生活ができるレベルまで持っていけるので、まずはここを目指しましょう!
え!?
無理無理!!笑
っていう声が聞こえてきますね!
このぐらい大きな金額は流石にすぐには無理なので、長い時間をかけて形成していくことが必要です。
積み立てて投資金額を増やしていくにしても、やはり若いうちからやっておけば、その分若い段階で達成ができます。
1億円を積みてるまでの時間と金額についてはこちらの記事で解説していますので、こちらも参考になると思います。
経済的自由を手に入れるために実践する2つのコツ
それでは経済的自由を手に入れるために実践する2つのコツについて解説します。
経済的自由とは、不労所得>生活費という状況になればいいんですよね?
方法論としては不労所得を増やすか、生活費を下げることで、より理想に近づいていくことになります。
不労所得を増やす方法
不労所得を上げる方法は、以下の通りです。
- 配当利回りを上げる(3.5%→4.0%など)
- 資金を事業所得などで増やす
配当利回りを上げる
これは、先ほどのJTでは税引き後5%程度の配当利回りを実現しています。
全ての資金をこの程度の株式に投資した場合、年間400万円を得るために必要な資金量は8000万円にまで減らすことができます。
配当利回りを上げると、必要な資金量を大幅に減らすことができます。
よって、配当利回りが高い株式に集中して投資をすることは有効な方法だと言えます。(今回は配当金に注目していますので、株価の変動は無視しています。)
資金を事業所得などで増やす
これは少し考え方が違いますが、配当所得を生み出す資金を増やすために、稼ぐことが必要になります。
例えば年間の所得が1000万円ある方なら、生活費400万円を差し引いた600万円を毎年積み立てることができます。
複利の効果もあれば、15年程度で1億円は達成させることができます。
この考え方では、一般的なサラリーマンの年収は400万円で、所得は300万円程度が平均値となっています。
この所得が300万円の家庭では、一体いくら投資に回せるでしょうか?
本当に頑張って100万円ぐらいじゃないですか?
年間100万円貯めれたとしても、1億円達成するのにざっくり100年近くかかってしまいます。笑
これじゃ生きている間に経済的自由を得ることはできません。
ということで、サラリーマンの選択肢としては、企業して事業所得を得ることや、副業をするなどして、投資に回す資金を増やす努力が必要です。
生活費を下げる方法
所得を上げる方法とは別に生活費を下げる方法も有効です。
冒頭でもお伝えしましたが、仮に年間100万円で生活ができるのであれば、配当所得は年間100万円でいいことになり、年間400万円必要な資金量の4分の1で済みますので、約3000万円程度ということになります。
実際に年間100万円程度で生活している人もいますが、現実問題そこまで金額を落とすことは難しいかもしれません。
ただ、基本的な考え方は、生活費を抑えることで必要な配当金も減りますので、結果的に必要資金も減っていきます。
月々1万円の支出を抑えることで年間12万円の生活費を下げることができます。
400万円−12万円=388万円ということで、必要資金量は3%減らすことができます。
まずは家系の見直しをしていきましょう!
固定費の削減について
まず手をつけていきたいのは、この固定費です。
なぜ固定費に手をつけていくのかと言うと、効果が高い場合が多いからです。
固定費の中で、住居費、車関連費、保険が3大出費と言われており、この3つだけで生涯に1億円以上も支払っている計算になります。
ここでは細かくは説明はしませんが、住居費の削減を狙うなら、安い賃貸に引っ越すことや、住宅ローンを金利が安いものに、借り換えることが実践できると思います。
車関連費に関しては、そもそも車が必要かどうかの判断をして、思い切って車を手放すことも検討してみてください。
本当にその車が必要なのか、軽自動車やエコカーへ乗り換えることで、ガソリン代を節約することもできます。
保険に関しては、不必要な保険を解約することをおすすめします。
ある程度の貯金ができた場合は、医療保険、入院保険、ガン保険、学資保険などは全く必要がないので解約しましょう!
もしもの時の保険にはすでに社会保険に加入していると思いますので、思い切って必要のない保険は解約することをおすすめします。
この3大固定費を見直すだけで、かなり大きい金額を見直すことができると思います。
また、使っていないサービスに月額費を払っている場合なども解約してしまいましょう!
変動費の削減について
変動費の削減については、あまり力を入れる必要がないように思います。
人が生活をする上で必ずかかる費用になりますので、食費を削って病気になったり、月数百円を節約するために、ひもじい思いをするのは効率が悪いと思っています。
よって、変動費は無理のない範囲で節約することをおすすめします。ここは節約できても効果が薄いケースが多いので力を入れるのは、固定費を見直した後です。
ここまで不労所得を増やす方法と、生活費を下げるためのコツについて解説してきました。
今回は具体的な方法は解説してこなかったのですが、今後その方法論についても解説していく予定です。今現段階では、概要を頭に入れてもらえればいいと思います。
経済的自由を目指すには、いくらの資金が必要なのか?のまとめ
それでは、ここまでの内容をまとめていきたいと思います。
1.あなたの生活費を知る
2.生活費を得るために必要な資金を計算する
3.不労所得を増やすか、生活費を下げるかして、期間短縮を狙う
この順番で実施することで、あなたにとっていくらの資金なのかを確認することができます。
考えることは面倒臭いと思うかもしれませんが、一度考えてしまえばあとは、実践するだけになりますので、しんどいのは最初だけです。
ここで今の生活を変えようと一歩を踏み出すか、現状維持を選ぶかはあなたの自由ですが、せっかくこの記事を読んだあなたには変わってもらいたいと思いますし、一緒に頑張ってもらいたいと思っています。
是非とも、経済的自由を目指す行動に変えていってもらえればと思います。
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