FXでよくある話の中で、同じ金額を稼ぐのにpipsで稼ぐのか、ロットで稼ぐのか?ということがあります。
例えば10万円を稼ぐ場合は以下の通りです↓
- 1ロットだと100pipsで10万円
- 0.1ロットでは1000pipsで10万円
どちらも利益は同じ10万円ですが、実際にどっちが簡単なのでしょうか?
大きいロットでサクッと小さいpipsを取れば、一瞬で大きな利益を取れそうなので、うまくレバレッジを使ったスキャルピングやデイトレードがいいのでしょうか?
それとも、小さいロットで入って、トレンドに乗り長い期間保有するスイングトレードがいいのでしょうか?
今回は実際にFXを10年経験してきた私の、独断と偏見にて説明していきたいと思います。
まずはそれぞれのメリット、デメリットを実際のチャートを見ながら考察していきたいと思います。
目次
大きいロットを張って小さいpipsを取っていくトレード
大きいロットでのメリット
まずは大きいロットを張って小さいpipsを取っていくトレードのメリットについて解説します。
以下のメリットがあると思っています。
- 短時間で利益が取れる
- レンジ相場に向いている
- ハイレバ、ゼロカットシステムを使った手法に向いている
順番に解説していきます。
短時間で利益が取れる
まずはこちらのチャートを見てもらいましょう!

これはポンド円の1時間足のチャートです。
一番下から一番上まで数日の値動き何ですが、131円台から137円台まで伸びています。
こういうボラティリティ(値動き)が大きい通貨ペアでは、十分スキャルピングやデイトレードで利益を取れます。
仮に1ロット(10万通貨)をかけていた場合は、数日で60万円の利益を得れたことになります。
サラリーマンの副業としては数日でこの金額なら十分ですよね?
レンジ相場に向いている
以下のチャートをご覧ください

ユーロニュージーの1時間足チャートです。
先ほどと同じく1時間足を表示させていますが、一定の値幅を行ったり来たりしているレンジ相場です。
こういう相場であれば、上がった段階で売りを入れて、下がった段階で買いを入れるだけで利益を積み重ねることができます。
ということで、けっこう簡単な手法ですよね。
こういう相場では大きいロットを張って、小さいpipsを取っていくのに向いていると思います。
レンジを抜けた場合は即損切りをして、レンジ相場内だけでトレードをしていくことが有効です。
実際に私もこのレンジ相場になると思われる前半のみで、デイトレードをする時はよくあります。
ハイレバ、ゼロカットシステムを使った手法に向いている
これは海外口座を使用している方限定になります。
海外口座はレバレッジ100倍以上でトレードできる口座がありまして、相場が一気に動いても日本の口座のように追証がないので、入金している資金以上にマイナスになることはありません。
これはこちらの記事で解説していますので、知らないよ〜という方は参考にしてください。
ハイレバレッッジ888倍、ゼロカットシステム採用のFX海外口座XMの特徴について
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それでは前置きが長くなりましたが、解説していきます。
先ほどのトレンドが出ている相場でもレンジ相場でも使える手法です。

先ほどのポンド円の1時間足チャートです。
こういう相場では、下の方で上がると思ってロングを入れていき、この価格より下がったら資金がゼロになっても構わないという状況を前提とします。
相場が少し下がったらロスカットを喰らいますが、今回は運よく上昇してくれました。
例えば10万円の資金を入れていて、10万通貨を突っ込んでいた場合は、10万円がなくなるリスクと、60万円の利益を得るリスクリワードの高い勝負ができていました。
これはもちろん結果論なのですが、このようにリスクを限定して、大きく延びた時には大きな利益を得ることができるのが、このハイレバ手法の真髄です。
毎回こういう相場があるわけではないですが、この1:6のリスクリワード手法なら5回連続負けても、最後の1回で利益を出せれば結果的に勝つことができるんです。
勝率15%でもトータルで勝つことができるんですね。
また話が脱線してしまいました。笑
次にレンジ相場です。

ユーロニュージーの1時間足のチャートです。
このレンジ相場では、下がったら買い、上がったら売りを入れる手法ですので、このレンジを抜けた場合に、損切りを入れるというように説明しました。
ただ、このゼロカットシステムを使えば、特に損切りを入れる必要はありません。
レンジを外れれば資金がゼロになることを、受け入れてのトレードをすることで、リスクを小さく、リターンを大きくすることができます。
もちろんその場合は、勝率自体は下がることは想定しておく必要があります。
その勝率をあげるために、エントリーポイントの選定に時間をかける必要があることは言うまでもありませんね。
大きいロットでのデメリット
デメリットに関しては以下の通りかと思います。
- チャートに張り付く必要がある
- 損切り貧乏になる可能性がある
- スプレッド分の手数料が多くかかる
チャートに張り付く必要がある
これはスキャル、デイトレード寄りになりますので、相場を監視していく時間を長く取る必要があります。
これはあなたの状況によりますが、私はサラリーマンで本業が別にありますので、あまり時間が取れません。
ですので、そもそもチャートに張り付くことができないんです。
夕方早くに仕事が終わる方などは、まだ余裕があると思いますので、デメリットにならないかもしれませんね。
ただ、相場が動かない時にエントリーしてしまうとポジションを翌日まで持ち越すことになると思うので、精神的にまいってしまわない様に気をつけてください。
損切り貧乏になる可能性がある
大きいロットで、小さいpipsを狙っていく手法では、思惑と逆行した場合にしっかり損切りをしておかないと資金を一瞬で溶かしてしまうことになります。
そうならないために、基本的には損切りの徹底をしていく手法が一般的だと思います。
多いのが、損失1に対して、利益3の「1:3」というリスクリワードが多いと思います。
こうなると、確率的に損切りする回数が増えて来ますので、損切り貧乏になる可能性が高くなります。
スプレッド分の手数料が多くかかる
ポジションを持つ時には、必ずスプレッドが必要になります。
海外口座のXMを例にとると、ドル円の1回の取引で1万通貨で約200円の手数料が発生します。
これが回数を重ねていくと、手数料がどんどんかかっていくのがわかりますよね?
細かく利益を狙う手法では、スプレッドはできるだけ狭い口座が有利になるんです。
ということで、大きくロット張って、小さいpipsを狙っていく手法のメリット、デメリットについて解説してきました。
続いては、逆の手法「小さいロットで大きくpipsを狙っていく手法」について考察していきます。
小さいロットを張って大きくpipsを取っていくトレード
次に小さいロットを張って大きくpipsを取っていくトレードのメリットについて解説します。
以下のようなメリットがある思います。
- 低レバレッジでのまったり運用が可能
- スプレッド負担が少ない
- 損切り貧乏を防げる
順番に説明していきます。
小さいロットでのメリット
低レバレッジでのまったり運用が可能
これは先ほどの大きいロットで小さいpipsを狙うトレードの逆ですね。
私もよくする手法なんですが、基本的には10万円の資金なら1000通貨ぐらいでのまったり運用をします。
これ、ドル円なら100円の下落にも耐えられるぐらい小さい金額でやるので、多少マイナスになったところで、全く気にすることはしなくていいんです。
資金にもよりますが、価格が下がった場合にどんどん買い足していくことで、取得平均価格を下げることができますので、長期投資に向いています。
ドルコスト平均法ですよね。もしドルコスト平均法がわからないよ!という方はGoogle先生に聞いてみましょう!
スプレッド負担が少ない
ポジションを保有する回数が減るので、必然的にスプレッドの負担金額が小さくなります。
ということで、エントリータイミングをシビアにする必要もなく、為替差益がプラスになるまで保有することができます。
私も半年ぐらい保有することはざらにあります。
現に2019年4月から10月までドル円をずっと保有しているぐらいです。笑
狙ったポイントに来るまで、いつまでも待ち続けることができます。
損切り貧乏を防げる
基本的に先ほどの様に、10万円の資金で1000通貨のトレードをするなら、損切りをする必要はほぼないと思っています。
下がっても全く問題ないので、私の場合は損切りを入れないです。
損切りするよりも、ドルコスト平均法で平均取得価格を下げて、利益に変えていく方がいいと思います。
小さいロットでのデメリット
次にデメリットについて解説していきます。
デメリットは以下の様に考えています。
- 資金効率が悪い
- すぐに出金できない
資金効率が悪い
これは、もちろん狙っている利益自体が小さいロットだと少ないので、大きいロットに比べると資金効率が悪いです。
なかなか狙っている価格の場所まで行かずに、もたもたして長期戦になる可能性があります。
途中で我慢しきれなく利確してしまったら、そもそも狙いがずれてますよね。
すぐに出金ができない
これはポジションを保有している時間が長くなるので、ポジションを決済するタイミングがなかなかないため、出金しにくいです。
ずっと含み損が出ている中で、長期投資的な目線でいたら利益を出せていたとしても、お金が必要で引き出したい場合に不利になります。
ですので、このデメリットを解消するためには、そもそも余裕資金での運用が必要です。
FXでpipsとロットどっちを優先するトレードが簡単で実現性があるかのまとめ
ということで、大きいロット、小さいロットでのメリット、デメリットについて解説してきました。
これはどちらが正しいという答えはないと思っています。
ただ、FXを利用してどのくらいの時間で、どの程度の利益を得たいかによって変わってくると思います。
1年間で資金を10倍にする必要がある方は、小さいロットではなかなか達成できないです。
また20才から60才ぐらいまでの長期戦で資金を10倍にできればいいという様な方は、小さいロットでコツコる積み上げる手法がいいかもしれません。
ということで、
「結論は人による」
では納得できないですよね。笑
といことで、私の独断で言うなら、簡単で実現性があるかについての答えは、やはり
「小さいロットで大きいpipsを狙っていく手法」
です。
そもそも、私の場合は短期でのトレードが時間的に厳しく、シビアに相場を見る時間がないんですよね。
また若いうちから余裕資金から始めておけば、全然無理をしたトレードをする必要がないんです。
ややこしいテクニカル分析やファンダメンタル分析なんて必要ありません。
天井や底を当てたりする必要もないです。
投資信託の様に毎月一定額を入金して、購入していき、狙っていたところまでいけば決済するというようなやり方なら、ゆっくりながら資金は増えていきます。
資金を飛ばしている人の特徴を考えてもらえればわかると思いますが、大きいロットで損切りしまくっているイメージがないですか?
儲かる時は儲かるんですが、エントリーポイントをミスれば速攻で資金が無くなります。
ということで、今回の私の見解としては、小さいロットで大きくpipsを狙っていく方が再現性は高いという様に思っています。
その考えでトレードをしていますので、思惑と違う方向に行ってもあまり気にしません。
ポジションが気になって仕方がない!という様な状況からも解放されます。
せっかくのハイレバが意味ないじゃないか!という意見もあると思いますが、あくまでも目的は資金を増やすことなので、私はまず資金がなくならないという点に重点を置いています。
そのトレードというのも、ブログで紹介していますので、気になる方は一度参考にしてもらえればと思います。
派手さはないですが、精神的にすごく楽ですよ!
FXチャート分析記事はこちら!見たことない人は是非参考にしてもらえると嬉しいです。
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