本日は米ドル建終身保険を先日解約しましたので、その2つの理由と、FXを投資として行うことの有益性を解説していきたいと思います。
目次
米ドル建終身保険とは?
まずドル建終身保険とはなんでしょうか?
中身は手数料の高い投資信託です。
今になって思えばアホな契約をしてしまったな、と思い、
満額帰ってこないですが、早速解約しました。
私がデメリットに感じた内容は主に2つです。
- 手数料の高さ
- 途中解約だと元本割れが起きる
これに入るぐらいなら、毎年1000通貨でドル円買いましょう!って感じでした。
その理由について、私が保険契約をした時の状況からお伝えしていきたいと思います。
米ドル建終身保険に加入した理由
加入した時にもFXはやっていましたので、ドル円の値動きで解約時にプラスになったり、マイナスになったりすることは理解できていましたが、かなりいい保険じゃん!っていうことで、すんなり入ってしまいました。
私は某保険会社で、7年ほど前に子どもの出生届けを市役所に提出しに行きました。その市役所を出たところに、保険の営業マンがいて声をかけられました。
当時は保険に一切入っておらず、子どもができたら保険に入るものだという感覚でいましたので、入る入らないという考えではなくて、どれに入ろうか?
という感じで、すんなり話が入ってきました。
子どもができた時には、学資保険が必要ということを言われ、それも加入することに!
その時に、米ドル建終身保険の紹介をされました。
当時東日本大震災のあとで、ドル円が70円台だったので、為替差益も狙えるということと、運用によって3〜5%の年間利回りが出るとのことでした。
しかも死亡保証が500万円ほどついてくるという殺し文句に、いつの間にかハンコを押していました。
年間1400ドルの程度の契約をしていましたね。
契約をして知った手数料の高さと解約できないシステム
そして、金額が落ちる時になって恐ろしいことに気づきます。
「ん?高ない?」
当時の詳しい金額は覚えていないですが、FXでの相場が75円だったとすると、77円換算ぐらいの金額で決済されていたんです。
FXをやっていたので、手数料のようなスプレッドのイメージがあったので、1000通貨なら国内口座では10円程度という感覚でした。
ただ、今回は2円の違いということで、ざっくり2000円の手数料がかかっていることになっていました。手数料は1.43%程度です。
始めた時は不信感で、すぐ解約をしたいと思っていましたが、10年経たないと元本割れを起こすとのことで、解約ができない状態が続きました。
運用益はずっと3.5%が継続されていましたので、運用益自体は悪くはなかったように思います。ただ、手数料が約1.43%毎年引かれていましたので、実施は2%程度という感じです。
減ってもいないという状況でしたので、なんとか10年たてば儲かるというようにおもっていました。
ただ、思ったよりサラリーマンの私は貯金もできず、ボーナスを全額この終身保険に突っ込むような形になり、ギリギリな生活をしていました。
そこで手を出したのが、貸付のサービスです。
預けたお金をこちらが利息を払って、貸してもらうシステムで、なんとも意味のわからない状況になっていました。
自分の預けたお金を借りるために、金利を払っているんですから。
年間金利は4.5%程度です。
米ドル建終身保険を解約した理由
この米ドル建終身保険を解約した理由は、この貸付分が返せなくなったのが、決定打でした。
また先ほどのデメリットであったように、手数料自体が高いため、普通の投資信託を買っている方が、マシということもわかっていました。
ですので解約して投資信託で運用益を狙った方がいいとう考えもあり、解約をしました。
結果的に数十万円の損をしましたが、今後3年間に渡って(貸付も行なっていた分、元本が帰ってくるのは5年後ぐらいだと思います。)高い投資信託を買わされるのが我慢できなくなりました。
それなら自分でFXをやって、ドル円を毎年1000通貨買った方がかなりマシです。
それを実際に計算してみましょうz!
米ドルを年間1000通貨買った場合の10年間の利回りについて
それでは私がオススメする、FXの投資法は米ドルを1000通貨買うことです。
保険の場合も同じ資金で始めるという風に状況を合わせます。
手数料は2000円固定で感がると、資産の2%になります。
終身保険との利益に直結する違いというのは、手数料(スプレッド)とスワップポイントです。
まず手数料に関しては、毎年2000円程度の差が出ますので、FXの方が
2000円×10年=20000円のコストダウンになります。
またスワップポイントは証券口座によっても違いますが、GMOクリック証券では現在1万通貨で79円のスワップが入ります。
こればっかりは変動していきますので、79円固定でいきますね。ちなみに昔はもっとスワップポイントは少なかったはずです。1000通貨ですので、1日のスワップポイントは7.9円です。
7.9円×365日×10年=28840円になります。
これが1000通貨での金額になりますので、1年毎に1000通貨買い足して行くことをして行くと10年後には
まとめますと、(ドル円は100円固定)
| FX1000通貨 | 保険1000通貨 |
資産(ドル)10年 | 10000000 | 10000000 |
手数料 | 12円×10年=120円 | 2000円×10年=20000円 |
スワップ・金利 | 10年間で158600円 | 10年間で192500円 |
実質利益 | 158480円 | 172500円 |
資産は毎年10万円投資しますので、元本は100万円になっています。
手数料は圧倒的にFXの方が安いですね。
ただ、スワップポイントと金利を比べると、3.5%金利のほうが増え方が大きいです。
ということで10年後の実質という項目に関しては、スワップから手数料を引いた金額になっています。
10年間で1.4万円程度の差になっています。
この差が10年間で、また死亡保険がついているが、途中解約できないということを考慮して、どうでしょうか?
このままでは終身保険に軍配が上がりそうですが、FXにはレバレッジがかけられます。
今回は10万円を1000通貨ということで、レバレッジ1倍という条件でした。
ただ、国内でもレバレッジは25倍に増やせます。
流石に、スワップ狙いでレバレッジ25倍は厳しいですが、せめて2倍にしたらどうでしょうか?
それでもドル円が50円下落しないとロスカットされない状態です。
そうするとスワップポイントも倍になりますので、10年間で30万円程度の金額になってきます。
まとめ
そもそも微妙な結論になりましたが、ドル建終身保険に入るなら、流動性の高い資産で、金利が高い方がいいので、それなら投資信託に入りましょう!
商品にもよりますが、年間利回り5〜10%程度は狙えますので!
ただ、今回の提案はFXトレードでも使える、低レバレッジでのスワップ狙いの運用をオススメします。
これからFXを本格的にスタートさせる人にとっても、スイングトレードを習得する意味でも、じっくり育てるという手法はきっとあなたの武器になります。
レバレッジを少しあげるだけで、爆発的に資産を増やす可能性がありますので、ぜひとも参考にしていただければと思います。
スワップ投資についてはこちらの記事も参考にしてください!
FXでスワップ狙いの手法をする際の3つのリスクについて解説!
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